秘密の生徒会探偵団☆



「あたしは普通に見えたけど、一体何がわかったの?」

「気づいたことは2つ。

1つ目は娘の心配をしてない。
常に頭のなかを利益が占めてる。

2つ目はあの人は事務所の内部を把握しきれていない。
俺たちが悠々と行動できる」



確かに言われてみれば……。


これだけの人数がいるって言っても、将来有望の人ばかりだ。

経歴を調べるにしろ見るにしろ、身元を確認するものがそばにあるはず。

それなのにあたしたちの存在に気づかない。





「やっぱ、裏メインみたいなのがあるんじゃない?」

「そうだな。
簡単にわかるわけないか。

ま、関係があるにしろないにしろ新しい情報が入ったわけだ。
進展て言えば進展じゃねーの?」