秘密の生徒会探偵団☆



「あれー。何で通じないんだろ?」

「あの3人電源切ってるんじゃないの?」



陵の声を最後に通じなくなってるトランシーバー。

男3人衆。一体何やってんだか。




「でもさ、本当に陵って由比のボディーガードみたいだよね。」

「えっ!?/////」


いつの間にかウーロン茶を片手に七海はグイッと飲み干す。



「だって何かしら由比の横にいるし。
ケンカするとこよくみるけど、なんだかんだで一緒だよね。」
「うーん……。
確かに横にいるのは当たり前っていうか、いてくれたで助かったことは多いけど……」



ボディーガードかぁ……

それにしちゃ随分顔が整いすぎてる気もする……。




ジジッとノイズがかった音がトランシーバーから聞こえた。


『由比ちゃん。
どうしても陵が由比ちゃんの傍にいたいらしいから、連れてってあげて。』


まさ兄の優しい声の後ろで陵が何かを騒いでいる。


『そうね。1人よりも安全だし、陵くんなら安心だわ。』


長畑さんの少し楽しそうな声が賛成の声をだす。



「わかりました。」