『確かに言われてみると不自然だね……』
トランシーバーからまさ兄の声が聞こえる。
「気のせいかも知れないけど、どうしても腑に落ちないっていうか、気になるっていうか。」
『そうね。でもここまでテレビ業界を引っ張っている人間
それを考えるとやっぱり事務所のお偉いさんの方が招待されなくちゃおかしいわね。』
長畑さんもうなずく。
『どうします?
参加者の職業調べましょうか?』
まさ兄がおそらく長畑さんに向けて言ったであろう言葉がトランシーバー越しに飛び交う。
『いいえ。今回は独自にうごいているわ
下手に動いたらそれこそ上から押さえられてしまう。
もし調べるのならあたしたちよりも由比ちゃんたちの方が子供だし、顔見知り。
警戒心が薄れるはずよ。』


