『由比。』
襟に隠したトランシーバーから陵の声が聞こえた。
「ん、何?」
『何かわかったのか?』
「え?」
陵のいる方向をみると陵や勇斗、まさ兄まであたしの方をむいてる。
おまけに長畑さんと七海まで。
『表情固い。
そんなんで探偵やってられんのか?
それとも何か言いたいことでもあんのか?』
図星と言うか、観察されてんのかわからないけど、とにかく言いやすい状況をつくってくれたのには感謝だ。
「あたしの気にしすぎかも知れないんだけど……」
そうして、あたしは七海に言ったことをみんなに話した。
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