「さすが。観察力が優れているのね。」 長畑さんが七海に声をかける。 「いえ。見えたままを言っただけです。」 「あら、これは自慢できることよ。 一緒に行動したほうがいいと思ったけど、大丈夫そうね。 これをあなたたちに渡しておくわ。」 そう言った長畑さんは小型のトランシーバーを1台ずつあたしたちに渡した。 「あたしは別の場所で秋野夫妻を監視してるわ。 何かあったらこれに連絡いれて♪」 かわいらしいウインクをした長畑さんは人混みに紛れて見えなくなってさまった。