「長畑さん。」 次に口を開いたのは七海だった。 「あなたも病気を抱えていましたね?」 そういって鞄からとりだしたのはA4サイズの封筒だった。 「あなたが抱えていた病名は ─────解離性同一性障害。 秋野さらと同じ病気です。」