「それにしても、どこかしらねここ。」
ふと思ったことを口にする長畑さん。って……
「「え゛ーーーーーッ!?!?」」
「しーっ、他の人に見つかっちゃうじゃないっ。」
「そーゆー問題じゃないでしょぉっ!!」
「俺達あなたの誘導で歩いていただけなんですけど!!」
年上にも関わらず、文句を言うあたしたち。
「だって、考えてみればこんなとこ見たことないもの☆
こんなところがあるなんて初めて知ったわ。」
だめだ……
思わずため息をついてしまったあたし。
変な空気があたしたちを取り囲む。
その空気を破ったのは陵だった。
「しょーがねぇなぁ。俺がさっきの場所まで行って「あたしが案内するわっ!!」


