「それにしても、どこであんなものを?」 人目につきにくい廊下を早足で進むあたしたち。 「俺達も知りません。仲間がどっかから注文して持っていたんですよ。」 「確か、メンバーは4人でそのうち七海ちゃんだったかしら。 そういう類のことをするのは。」 「そうじゃなくても、あいつしかあーいう手の込んだことはできないです。」 思わず無言で頷いてしまったあたし。 振り返った長畑さんは口元を微かに緩めた。