「なかなかのもんだろ。」
自慢気に他の刑事はあたしに声をかけた。
「えぇ。ここまで凄まじいとは予想してませんでしたよ……あは、あはは。
それじゃあ、あたしはこの辺で。失礼しました。」
そう言ったあたしは足早に出口へ駆け込んだ。
「よぅ。どうだった?」
「予想以上に長畑さん、元気だったわ。
それも噂どぉーりに。
あたしが入ってきたときもほとんど表情が変わらないなんて大したもんね。」
「さっすが。
で、中には何人いた?」
「計4人。
でもそのうちの3人は刑事あたりの人。制服警官は1人しかいなかった。
用心しなさいよ。」
「あいよ。」


