秘密の生徒会探偵団☆



「あの、聴取をしている方にお茶を持ってきたんですけど。」








「あぁ、わざわざすまないね。ったく、あの長畑という女、刑事やってるだけあってしぶといというかなんと言うか……」



中にいたのは、いかにも刑事という男4人と制服警官が1人。





「あの、お偉いさんがいるって聞いたんですけど、人数を教えていただければもう一度お茶をもってきますが……」


「それなら気にしなくていい。さっき帰ったからね。
そのかわり、俺達の分を頼め『だぁかぁらっ!!あたしはやってないわよ!!』



「わっ!!」



女の人の声が突は然部屋に響いた。




「はは……さすがにびっくりするだろうね。
俺達はもう何時間も聞いているから慣れてしまったがね。」


「この声って長畑警部ですか……?」


「ああ。こっちは参っているのに、向こうの体力は一向に減らないようだ。

さてと、お茶でも飲ませて少し落ち着かせてくれ。」



「……はい。」






マジックミラーでこちらからしか見えない聴取の様子は、さっきの警察の人が言っていた通りだった。








「失礼します。」