「ちょっと!!
さらちゃんに会える保証なんかないでしょ!?」


「それはわからない。
秋野さらが自ら行方を経ったとしても、あの家には服従させられてる身だ。


パーティーという舞台を利用して、来場者に混じって現れる可能性だって0じゃない。」


「何それ?根拠なんてないじゃんっ。
だいたいあの家が嫌で行方をくらましたのかもしれない。
わざわざ人前に出るなんて……っ!!おまけに自分の家のパーティーなんてっ」


自然と荒々しくなる口調を、陵は言葉で押さえた。





「秋野さらにはまだ何か大切な物を取り返さないといけないはずだ。

もしその場所のありかを手っ取り早く見つけるなら、時間のない秋野さらにとって、隠した張本人たちにきくしかないだろ。」


「意味わかんない……」





なんで1人だけわかってて、教えてくれないワケ?






「まだお前には暗号の借りがあるからな。

しばらくはお前1人で考えな。」







な……っ!!
何それっっ!?





ムカツクーーーっ!!