「陵!!準備できた……けど。」 客室を開けると、陵は具合が悪いのか、表情が暗かった。 「大丈夫……?」 「あ、あぁ……少しダルいかも。 朝、少し頭痛かっただけだったけど、悪化したかも。」 陵……。 「無理、しなくていいよ……? あたしだけでも……っ」 がっ、と腕を捕まれたあたし。 捕まれた腕も熱いし、息も少し早い……結構熱も高いはず。 「こんぐらいで……休んでるワケにはいかねーんだよ……っ。 行くぞっ、由比……。」