「それじゃあ、多重人格は実際ちゃんとした病気なんだね。」 満員電車から逃れたあたしたちは、今度は駅を離れて歩き始めた。 「あぁ。そういうことになるな。」 だったら……。 「あたしらがさらちゃんに会った時、彼女は自分を双子の妹の泉って言ったよね? てことは、まだ彼女の病気は治ってない。」 「…………あ。」 あたしのヒントに気づいたのか、陵は口を微かに開いた。 「「まだ病院に通ってる!!」」