「あら、いらっしゃい♪
調査報告をしに、わざわざこんなところまで来てくれるなんて助かるわ〜」
きょうこさんの温かい笑顔で迎えられたあたしたちは、席に案内された。
「はい、お茶。」
「ありがとう、まさ兄。」
あまり緊張するのも変だし、ここはあえてリラックスしていかなきゃ。
「さて、それじゃあさっきから険しい顔をしてる陵くんに話してもらおうかな?」
………って、陵!!
緊張感漂いすぎでしょ!?
「陵……ちょっ「きょうこさん。俺たちに隠してることがあるんじゃないですか?」
「…………。」
「話してることがあるなら話してください。」


