女を抱き抱え、一端地面に寝させた俺はすぐに由比のそばに駆け寄った。 「大丈夫か、けがしてない?」 「あたしは平気……でも陵、ほっぺた血がでてる。」 心配そうに俺の頬をそっと撫でた由比は俺の血を拭き取った。 「…………///////」 「陵、どうかした?まだ痛い?」 俺、今由比に顔さわられた!? 嘘だろ!?どうなってんだよ、これ!! 「へ、へーき。うん、何でもない!! それより、あいつの顔見てみよう!! うん、行こう行こうっ。」 「あ、うん……」