秘密の生徒会探偵団☆




「由比を離せ。」


「…………。」





なんだよ、こいつ聞こえてねぇのか?




その時、キラリと光った物が何かわかった。


いや、状況からすればわからなくてはならなかった。





「ナイフ……か。」




呟いた言葉に反応するように、マスクと帽子で顔を隠した人は少しナイフを由比に近づける。






体格からして、女。

そして由比を押さえつけることが出来るからそれなりに動ける。







「やるなら……俺をやれ!!」