秘密の生徒会探偵団☆




「もうやだぁ……」


すでに由比ははんべそ状態だった。


さすがにやり過ぎたかな……。






「出るか?由比……って」






あれ?アイツどこいった?


さっきまで横に歩いていたはずの由比の姿がない。






「由比!!」


「んんっ……!!りょ……っう!!」






あそこか!!


物陰から聞こえた由比の微かな声。



なんだよ!!幽霊にでもさらわれたのか!?






急いで物陰に近づくと何かが俺の前にぐっと出てきた。





「っ!!」




そこに立っていたのは由比だった……そして、顔を隠し怪しい人。




由比は口をタオルでふさがれ、首筋には何かがキラリと光っている。




「誰だてめえ……。」




ただ事じゃない状況に俺もわけがわからない。










ただ、わかっているのは



「やべーことになってんな……。」