俺が言った言葉が、こんなに重い言葉に変わるだ…って考えてただけなんだ。
そんな俺を気にしてなのか、智章が《次からは私に報告してからにしてください。奥様と旦那様への言い訳が大変なんですから。》って冗談でも言うような口振りで話すから、なんか気が抜けちゃってさ。
何で俺、紅平以上にショック受けてんだろう?って…
病院に戻ったら、夜遅い時間だったから先生に怒られて、なのに紅平は入院中より元気になってて。先生驚いてた、俺が見ても本当に病人かよ!って疑うほど。
それから半年が過ぎて、紅平の病気は先生が驚く程に回復した。
《定期的な診察は必要ですが、ほぼ完治と言ってもいいでしょう》ってその二日後に退院の許可が下りたんだ。
俺、紅平の病気が治らない病気だと思ってたから、頭の中軽くパニック状態になっちゃって。
病室を出た先生のあとを追っかけて、半年前の事聞いてみたんだ。
紅平の病気、余命が短いんじゃないんですか?って。そしたら、先生が急に笑い出して《君が聞いたのは紅平君の事じゃないよ。佐々木昭平(しょうへい)さんって87歳の患者さんの事だよ。
名前が似てるから聞き間違えたんだね。》
そんな俺を気にしてなのか、智章が《次からは私に報告してからにしてください。奥様と旦那様への言い訳が大変なんですから。》って冗談でも言うような口振りで話すから、なんか気が抜けちゃってさ。
何で俺、紅平以上にショック受けてんだろう?って…
病院に戻ったら、夜遅い時間だったから先生に怒られて、なのに紅平は入院中より元気になってて。先生驚いてた、俺が見ても本当に病人かよ!って疑うほど。
それから半年が過ぎて、紅平の病気は先生が驚く程に回復した。
《定期的な診察は必要ですが、ほぼ完治と言ってもいいでしょう》ってその二日後に退院の許可が下りたんだ。
俺、紅平の病気が治らない病気だと思ってたから、頭の中軽くパニック状態になっちゃって。
病室を出た先生のあとを追っかけて、半年前の事聞いてみたんだ。
紅平の病気、余命が短いんじゃないんですか?って。そしたら、先生が急に笑い出して《君が聞いたのは紅平君の事じゃないよ。佐々木昭平(しょうへい)さんって87歳の患者さんの事だよ。
名前が似てるから聞き間違えたんだね。》


