ただ頷くしか出来なかった…声を殺して泣いてる俺に、紅平がまた笑って言ったんだ。
俺に背を向けたまま。
《俺決めてたんだ。
もし髪が抜けるような事が現実にあったら、その時はお前に切ってもらおうって。
病名は解らないけどさ、俺頑張るよ。
病気に勝ってみせる!!
勝って、アリスが帰ってきた時、笑って話せるくらいに元気になる予定だから!!》
《…うん。》
《だから、今のうちいっぱい泣いとけ!! そしたら後はずっと笑顔でいられるから。》
その言葉の通り、紅平は必死に病気と闘ってた。
一時期は退院出来るまでに回復してさ、二週間くらい家で様子見て、学校もまた一緒に行けそうだなって安心してたんだけど… ある時廊下で物音がして、見に行ったら紅平が倒れてたんだ。
後から聞いたら俺に用があったらしくてさ。
《また病院戻りだな》って笑う紅平を見てられなくて…でも、俺が悲しい顔してたら、紅平も辛くなる。
そう思ったから紅平の前で悲しい顔をするの止めたんだ。
その後も入退院の繰り返しで…俺、つい言っちゃったんだよね。
《抜け出さない?》って。今でもなんでそんな事言ったのか凄く疑問なんだけどさ。
俺に背を向けたまま。
《俺決めてたんだ。
もし髪が抜けるような事が現実にあったら、その時はお前に切ってもらおうって。
病名は解らないけどさ、俺頑張るよ。
病気に勝ってみせる!!
勝って、アリスが帰ってきた時、笑って話せるくらいに元気になる予定だから!!》
《…うん。》
《だから、今のうちいっぱい泣いとけ!! そしたら後はずっと笑顔でいられるから。》
その言葉の通り、紅平は必死に病気と闘ってた。
一時期は退院出来るまでに回復してさ、二週間くらい家で様子見て、学校もまた一緒に行けそうだなって安心してたんだけど… ある時廊下で物音がして、見に行ったら紅平が倒れてたんだ。
後から聞いたら俺に用があったらしくてさ。
《また病院戻りだな》って笑う紅平を見てられなくて…でも、俺が悲しい顔してたら、紅平も辛くなる。
そう思ったから紅平の前で悲しい顔をするの止めたんだ。
その後も入退院の繰り返しで…俺、つい言っちゃったんだよね。
《抜け出さない?》って。今でもなんでそんな事言ったのか凄く疑問なんだけどさ。


