僕の執事 完結編

「だらしないですね!
まだ三回しか乗ってないじゃないですか!!」


『三回も乗れば十分だろ? ハァ…当分遊園地はいいや』


頭がクラクラする…
少し長めに深呼吸して、心を落ち着かせた。
まだ心臓がバクバクしてる。


『フゥー…もういいの?』


「ジェットコースターですか?」


『いや、他に乗りたい物とか無いのかなって?』


そう言ったら、辺りを見渡し始めた。


『ここって閉園時間何時だっけ?』


「入り口の看板に九時までってありましたけど…」


『大分時間あるな。
…全部乗るか!?』


「全部?」


『そっ、アトラクション少ないし、全部乗っても時間余りそうな気もするけど…』


俺の言葉を聞いた葵は、少し遠慮がちにお化け屋敷も入るのか聞いてきたけど…


『ここお化け屋敷なくね?』


入り口付近にあった園内看板に目を通した時、お化け屋敷が無いのに気づいた。
そういやコーヒーカップも無かったっけ?


『気分も落ち着いたし、行くか! まずどれ行く?』


少ないアトラクションを見渡し、葵は迷わずゴンドラを選んだ。


『あんま並んでないな。』


「夜だから?」


『関係あんの? それ』


「さあ?」