僕の執事 完結編

『ミルクティー苦手じゃないよな?』


「はい。」


『…飲まないの?』


「飲みますよ? もう少ししたら」


『そう』


時々葵が解らなくなる。行動もそうだけど、考えてる事も。
時々ボーっと遠くを眺めてたかと思うと、思い出したようにテキパキ働いて。
今もなんですぐ飲まないのかが気になったけど、同じ答えが返ってきそうで止めた。


─遊園地につく頃には、葵に貸したコートが返って来てた。
ミルクティーと歩きで体が温まったからコートを返す。と礼を言われた。


『思ったより人居るな。』


羽織ったコートを着直しながら、平日の夜に見る"夜の遊園地"を冷静に眺めた。
前に見た遊園地は、もっと広くてアトラクションもたくさん合ったけど、今日来た遊園地は少しこじんまりとしている。


「最初から観覧車乗るの?」


『何か乗りたいなら付き合うけど?』


「えっ?! じゃあ…」


笑顔で何に乗ろうか悩んでる姿が可愛くて、ニコニコしてたのを不審に思ったのか、いきなり顔を覗いてきた。


「なんで笑ってるの?」