愛は要らない



丈之助は高らかに笑って、綾野の顔をじ・・・っと見つめる


「どうかしましたか・・・?」

「わしの初恋の人に、似とるな」

「・・・・・・?」


丈之助の言葉に、綾野は困惑する


「お祖父さん、なんで先に帰るんですか?」


遅れて、遥が戻ってくる


「ふんっ。遊んでばっかりの孫なんぞと、一緒に歩きたくなどないわっ」

「ひどいなぁ・・・」


苦笑いをする遥に、綾野はため息をつく