──ジジ・・・ジ・・・・・・ッ


「これって、ちょっと官能的だよね?」

「寝言は寝て言ってください。ありがとうございました」


ドレスを脱いで、ハンガーにかける

シルクの肌着がワンピース型でなければ、堂々と脱がなかった・・・はず


「シャワー浴びてきます」

「どうぞ」


煙草を取り出すと、綾野が力強い足取りで向かってくる


「ん?」


煙草を奪って、綾野は遥を見下ろす


「煙草は嫌いなんです」