愛は要らない



「ねぇ、ひい祖父。せーやくしょ、ってなぁに?」


不思議そうな顔をするひ孫に、丈之助は少し考えて・・・


「そうじゃのぅ。パパとママの、【愛】かもしれんな」

「???」

「分からんか?良い良い。遥野もいつか自然と、2人のように【愛】を知る日がやって来る」


その時、誓約書を書いてみたらどうだ?

そう言って、丈之助は書斎のドアをゆっくり閉めた

遥と綾野の仲直りを、邪魔しないために・・・



【終わり】