愛は要らない



そんな結子に、労るような微笑みを返して、遥は自分の中で話を整理した


「・・・ありがとう。君には、酷いことをしたね」

「いえ・・・。・・・私は、専務のことが好きでした。学生の頃から、本当に。だから、専務が愛する奥様を、私も愛してます」


微笑む結子に、もう迷いも後悔もないようで、遥は静かに微笑んだ





遥が店に訪れた時、店内には楓以外いなかった


「貸し切ったわ。いいでしょ?」

「・・・・・・あの時とは、逆だね」