愛は要らない



「・・・綾野?」

「・・・・・・こんにちは」


苦笑いをして、綾野は軽く頭を下げる


「奥様は、書類を届けに来てくださいました」

「あぁ・・・。体は大丈夫?」


結子の説明に納得して、遥は綾野に歩み寄る


「体?」


楓が結子に囁く


「奥様は妊娠中です」

「・・・・・・ホント?」


頷く結子に、楓が鋭い目付きに変わる


「じゃあ、私は帰りますね?頼まれものが、他にもあるので・・・」