愛は要らない



「・・・・・・?」


今、一瞬腹部に痛みを感じた気がした

しかし、すぐにいつも通りに戻る


「奥様、どうなさいました?」


運転手が、綾野のもとに駆け寄る


「車を停めてきましが・・・」

「・・・・・・・・・ごめんなさい。帰ります」

「それは構いませんが・・・」


運転手の後に続いて、綾野はガラス張りの店から離れた




壊れた携帯を握りしめて、綾野は冷静さを取り戻そうとする

寝室内は、オレンジ色の光に包まれている