愛は要らない



(誰も見てないし、置いても、いいかな・・・?)

「遥の嫁・・・、綾野さん、だったかの?」

「えっ?ご、ごめんなさい!」


慌てて、置こうとしたグラスを手に戻す


「じょ、丈之助さん・・・?」

「久しぶりじゃな。遥は一緒じゃないのか?」


久しぶりに会う丈之助は、少し酔っているのか、顔が赤い


「遥は・・・、あ、あそこにいます」


背伸びをして、遥の姿を探す


「・・・お嬢ちゃん、遥に惚れたか?」

「は?!」