愛は要らない



ため息をついて、綾野は適当に服を手にとる


「それ、欲しいの?」

「キャア!い、いつからそこに?!」


後ろにいた遥に声をかけられ、綾野が驚く


「気に入ったなら、買ってあげようか?」

「い、いらない」


首を振って、綾野は持っていた服を戻す


「ドレス、買っといたよ。行こうか?」

「いつの間に?」

「綾野に聞いても、上の空で全然答えてくれないから、勝手に選んだよ?」


全然、話しかけられていたのを知らなかった・・・