愛は要らない



西園寺家の寝室さえも、慣れるのに時間がかかった


「シャワー、シャワー」


とりあえず、バス・ルームへと向かい、汗を流すことにした




泥酔に近い状態で、遥は傍に女性の気配を感じている


「あ、れ・・・?」


意識をはっきりさせると、遥の隣には綺麗なほろ酔いの女性


(声、かけたのか・・・?)


全く記憶がない


(ヤバイな・・・)


酔えば部屋に戻るのも楽かと思い、お酒を飲みに行ったのだが・・・