愛は要らない



どうしようかと、辺りを見回すが、人の姿はない


「ヤバい・・・」

「西園寺 遥、って言っても、大したことないな」


声が聞こえて、綾野は足を止める


「だな。あんな奴が西園寺グループの時期社長なんて、ふざけすぎだろ?」


人気のない場所で、2人の若者が話している


(どっかで見た気が・・・)

「なんだよ、それ」

「あいつのスピーチの台本。西園寺グループの代表として、スピーチするらしいぜ。受付に預けてたの、持ってきた」