愛は要らない



「綾野から、メールの返事が来ないんだ。見てるだろうに・・・。有沢くん?」


遥から携帯を奪うと、結子はベッドの隅に投げた


「今、貴方といるのは私です。・・・奥様の話は、聞きたくありませんわ」


結子が遥を押し倒すと、ベッドが軋んだ


「君がそんなことを言う女性だとは、知らなかったよ」

「・・・私も、専務が1人の女性に夢中になるような方だとは、知りませんでした」


遥のネクタイを取りながら、結子が言い返す