愛は要らない



綾野の言葉に、遥は驚く


「料理が出来たのか?」

「人並みには・・・。失礼な反応ですね」


露骨に驚く遥に、綾野は冷たい視線を向ける


「あぁ、ごめんね」

「・・・少し、待っててください」


エプロンを着て、綾野は料理をし始める


「うん、美味しい」

「誰が作っても、同じようになると思いますけど」


出来立てのオムライスを食べながら、綾野は素っ気なく答える


「あれだけの女性がいるのに、料理を作ってもらったこと、ないんですか?」