なんか、屈折したものを
感じるけど・・・
まあ、いいや。
私には、関係ないし。
深入りするのはよそう。
妙な、無言の時間が
出来てしまった。
「いこう。」
不意に、彼が手をつなぎ
フロアにおりたち歩きだす。
「何で、手をつなぐわけ・・・?
ちゃんとついていってる
でしょ?」
なんだか気恥ずかしくて
視線を合わせないように
言った。
「へ?
そんなの、触れたいからに
決まってるじゃん。」
彼が、満面の笑みを
浮かべていう。
「えっ?」
年甲斐もなく赤くなった。
屈託のない笑顔・・
ツミな奴・・・
この顔を向けられれば、
女の子達は、コロッと
いっちゃうでしょう。
「サラ、真っ赤だよ。」
志央は、尚も言う。
「・・・わかってるよ。
・・・不意打ちだったから
うろたえただけよ。」
そっぽを向いたまま返す。
「ふーん。あっ、そう。」
そういって、彼は、
指を絡めるように、
つなぎ方を変えて、
握る力を強くした。
「コラ。調子に乗るなっ。」
言ったと同時に、
一室のドアが開いて、
佐伯さんが、顔をのぞかせた。
感じるけど・・・
まあ、いいや。
私には、関係ないし。
深入りするのはよそう。
妙な、無言の時間が
出来てしまった。
「いこう。」
不意に、彼が手をつなぎ
フロアにおりたち歩きだす。
「何で、手をつなぐわけ・・・?
ちゃんとついていってる
でしょ?」
なんだか気恥ずかしくて
視線を合わせないように
言った。
「へ?
そんなの、触れたいからに
決まってるじゃん。」
彼が、満面の笑みを
浮かべていう。
「えっ?」
年甲斐もなく赤くなった。
屈託のない笑顔・・
ツミな奴・・・
この顔を向けられれば、
女の子達は、コロッと
いっちゃうでしょう。
「サラ、真っ赤だよ。」
志央は、尚も言う。
「・・・わかってるよ。
・・・不意打ちだったから
うろたえただけよ。」
そっぽを向いたまま返す。
「ふーん。あっ、そう。」
そういって、彼は、
指を絡めるように、
つなぎ方を変えて、
握る力を強くした。
「コラ。調子に乗るなっ。」
言ったと同時に、
一室のドアが開いて、
佐伯さんが、顔をのぞかせた。



