「すごい子だな・・・

サラさんて・・

美穂ちゃんの同僚かつ、
山本の先輩でもあり、
ニーノの幼なじみ・・・

業界セレブだな・・・」


簡単に説明した内容に、
藤木は、唸った。


ホント、漫画みたいに
繋がってて、笑えるよな。


とりあえず、
プライバシーもある事だし、
モミ消すから、目立った行動は
控えろと、奴はいった。

「っで。
・・・ニーノさんは、
知ってるのか?

媒体を使って牽制合戦とか、
ヤメテくれよなぁ・・・」

どちらかと言うと
そっちの方が、
気になるようだった。

「ああ、それなら、
既に、付き合ってから間なしに
胸ぐら捕まれてっから大丈夫。」

満面の笑みで言った俺に、
藤木は、
大きな溜息を零していた。