しばらく、
サラリーマンとしての
サラってのを、観察していたが
余りに、行動に変化が乏しい。


退屈を持て余すように、
とうとう声をかけた。


「サラ、何してんの?」


そういって、覗きにいく。


「こら。勝手に見ないの。
本当は、社外秘なんだから。」

手にとった書類も、
すっと取り替えされる。


「つまんねーな。
せっかくきたのに、
放置プレーか。」

背後から抱きしめて、
首筋にキスをした。


「いそがしいから、
今日は、相手は
できないんだよ。

って・・・やめてよ。」


首筋に熱を感じた彼女が
息をみだした。