「……………」




俺は、屋上の扉を開け、廊下に繋がっている階段を降りる




「なんでそんなこと言うの…?



蜜屡くんは悪い人じゃないよ…」



姉崎は、俺よりも三段高い位置にいて、悲しそうに俺を見下ろしていた



いつの間にか、姉崎を傷付けていた……




「……用意できたら、俺の教室に来い」



俺は、それだけ言って大嫌いな教室に戻る




別に、あんな顔をさせようとは思ってなかったのに……




俺は、自分の席に座ると、足を机に乗せ、手を頭の後ろで組んだ




櫻華は、俺の腹の上にちゃんとある





人間関係って、上手くいかないもんだな……




殺すのは、簡単で単純なのにな