「それと、俺は姉崎に話しがある
お前がいると、邪魔だ」
正確に言うと、昇から話しがあるんだけど…
ま、細かいことはどうでもいいか
「駿河くん、女の子には優しくしなきゃダメだよ?
それにしても、邪魔って……
酷いよぉ……;;;;」
シュンとうなだれる古賀に対して、冷たく言い放つ
「俺は元から酷い
それに、俺が女に優しくしなくても、お前が優しくするんだから、別にいいだろ?
分かったら、さっさとどっか行け」
「確かに僕は優しくするけどさ……
じゃあ、璃那ちゃん、明日は一緒に帰ろーね!」
古賀は手を振りながら去っていく
「あ、うん」
とっさに返事をした姉崎に呆れながら、俺は櫻華にそっと触れた

