「今日、一緒に帰ろ?」




「……え……いや…

あの……今日は、ちょっと………用事が……」




助けを求めるように俺を見る姉崎




「用事?


何かあるの??」




諦めようとしない古賀に、姉崎は焦る




つか、こいつらどんな関係…?




ただのクラスメートにしては、仲良くないか?




俺の中に、黒い感情が出てくる




「俺と帰るから、無理っつってんだよ」



いつまでも姉崎ばかりを見る古賀にいらつき、そう言った




「……駿河くんと?」




古賀は、姉崎をチラッと見た




姉崎は、古賀の視線に気づき、頷く




「僕も一緒じゃダメなの?」




首を少しだけ傾けて俺に聞く古賀