「そうだけど」



ぶっきらぼうに答える




「うっわぁ!!



駿河くんと喋れるなんて、光栄だよッ」



目をキラキラさせて、俺に憧れの眼差しを送るそいつ




「どうも」




「あ、自己紹介が遅れたね…



僕は、古賀蜜屡(こが みつる)



璃那ちゃんと同じクラスだよ」




ニコッと微笑む古賀




なんか見たことあると思ったら……



こいつ、女子に騒がれてるやつだ




(あいつも騒がれてんのか……お気の毒に…)



って思って、そのまま覚えていたんだった




姉崎も、こいつの外見に惚れたか…?




そんなことを思いながら、姉崎と古賀の会話に耳をすませる