「…鋼柳……
さっきの続きなんだけどさ…
今日、学校で何があった?」
俺が部屋に戻ってからも、考えていると、昇がゆっくり部屋に入ってきてそう言った
俺は少し躊躇ったが、包み隠さず全て昇に話した
案の定、昇は話しを聞き終わった時、信じられないような顔をしていた
「…鋼柳が、学校で感情を剥き出しにするとは……
その子…姉崎さん、だっけ?
姉崎さん、どんな人なのかな…?
一回会ってみたいなぁ~」
呑気にこんなことを言い出した昇に焦って
「俺が聞きたいのはそういうことじゃない」
と、昇に文句を言った
昇は、苦笑しながら「分かってるよ」と言い、真剣な顔をして、話し出した

