「でも、俺はいいと思うんだ




俺達は、こんな仕事はしてるけど、他の人と同じ普通の人間でしょ?




人間なら、恋だってするし、感情捨てるなんて出来やしないさ




……俺、最初は苦しんだんだ



その頃は愛する人がいたから…



もう、この世にはいないけどね…



…組織にバレて、殺されちゃった



……俺が守れなかったんだ…





俺はさ、もしこれから鋼柳に好きな子ができたり、鋼柳が守りたいって思うような人ができたら、何がなんでも応援するつもりだよ




……例え組織に殺されたとしてもね





だから、いっぱい悩んだり、恋したりしていいんだからね」