「鋼柳、俺の邪魔すんなよ…?」
先生は、あたしを見ながらそう言った
「あんたこそ、眠りの邪魔すんなよ…?」
止めてくれないんだね……
これから何をされるか、なんとなく分かる……
怖いけど、それ以上に……
駿河くんの言葉が痛い……
「んじゃ、いただきま…――」
「待て」
え……?
先生は、そのままピタッと動きを止めて、横目で駿河くんを睨むように見る
「…なんのつもりだ」
「気が変わった」
先生は、今までにないくらい低い声で
「……自分が何してんのか、分かってるか?」
と言い、駿河くんはそれに
「もちろん、分かってる」
と答えた

