璃那は、口をポカーンと開けて俺を見ている



コイツ、表情がコロコロ変わるから、面白いな……




「…もしかして、自分がなんて言われてるのか、知らないの……?」


恐る恐る聞かれたその質問に、頷く



「え~!!?あれだけ皆騒いでるのに?!」


確かに、俺が廊下を通るたびに女の叫び声は聞こえるけど……


なんで叫んでいるのかは、考えた事もなかったな