「…いい加減にしろっ!!」 俺は、思いっきり啓汰を殴る ―――バシャン!! 「残された姫華はどうなる?! お前が、姫華を失いたくないように、姫華だってお前を失いたくないはずだ!! それを分かって言ってるのか!?」 本当…聞いてる方の身にもなれよ…… 「それに、まだバレるかどうか分からないだろうが!! バレないようにするために、明日学校で話をするんだろ!?」 「う… …あ……」 啓汰の目に光が灯る …しっかりしてくれよ