KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~






俺達は軽く飯を食う





「なぁ…」





「ん?」




俺は啓汰の顔を見ずに答える





「俺はまだいいけど、鋼柳は姉崎さんとどうするつもりだ?」





俺は手を止める





…考えてなかった





「別に付き合ってるわけじゃないんだろ?」





「………」





もちろん、そうだけど…





「組織に、鋼柳は姉崎さんが好きってバレたら、姉崎さん殺されるんじゃねぇの?」





「…そうだな」





ようやく搾り出した声は驚くほど小さくて、掠れていた





「…守れんの?」





…やけに啓汰の声が冷たい