と言って、二人で病室を出て行った





「学校か…」





正直言って、授業はかったるいし、女共はうるさいし…





できれば、行きたくないけど、啓汰の彼女は見たいしな……





うん、やっぱり行かないと駄目だよな…学校……





俺は昇の寝ているベッドの横に置いてある椅子に座る





…所長の言う通り、あんま心配かけんなよな……





「……早く元気になれよ…





今まで、散々迷惑かけたくせに、また迷惑かけんのか?





俺だけならともかく、啓汰や、所長までも心配かけやがって……





お前は、俺以上に最低なやつだよ……」





俺は昇の顔をジッと見ながら、そう呟いた