昇は、目をつぶって笑う 「ははっ……俺、何やってんだろ…」 「黙っとけ! 話は後で聞くから… 所長達が来るまで、我慢しろよ」 俺は懐中電灯を持ってきて、傷口を見る 弾は何処だ? 真っ赤で何も見えない… 「昇! 弾、とるからな」 俺は傷口に指をつっこむ 「あ゛ぁ…!!」 昇がかすかに動く それと同時に指先に硬い感触が…… 「…弾、抜くぞ」 それを人差し指と親指でしっかり持ち、思いっきり抜く