「お、鋼柳、着いたぞ」 いつの間にか店に着いていた 「どーも 啓汰…またいつか!」 啓汰はヒョコッと顔を出し、笑う 「明日、また会えるだろ?」 …すっかり忘れてた 「あぁ…また明日!」 俺は櫻華を持って、車を出る 車を見送ったあと、すぐに店に入る …電気はついていた 「…昇……」 昇はソファーで横になっていた 真っ白のソファーは、真っ赤に染まっていた 「…おかえり……」 うっすらと目を開けて微笑む昇 その脇腹から、ドクドクと血が出ていた