KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~






俺の耳元に口を寄せると、こう言った





「学校っていうのはいいなぁ?





監視してる奴もいないし、何でもできる





しかも、俺は先生っていう立場だ





生徒を呼びだすのも簡単





…お前が大事にしてる女を呼び出すのも簡単





そこで問題だ





明日、あの女は学校に来るだろうか?」





…嫌な予感がする





「お前…何するつもりだ?」





俺は涼を鋭く睨む





「何だと思う?





ま、明日楽しみにしとけ





いいもんが見れるぞ?」





涼はそして、ニヤッと笑い俺から離れた





「じゃ、所長さん、おやすみ~」





手をヒラヒラさせてその場を離れた涼